FC2ブログ

カナイケイスケ

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」、またはパフォーマー「ケイスケ」のページ

2004 09/25

シャンパンの聖地から始まるツアー

ランス郊外の住宅地に突如現れたジャグリングフェスティバル「ジョングリッシモ」のテントたち                                                                             thumb_1096121081.jpg        パリから東の方へ一時間半ぐらい列車にゆられ、シャンパーニュ地方の町ランスへ。                                      ここはシャンパンでも有名だが、他にも有名なスポットがたくさんある。僕は以前この地方で三年ほど学生をやっていて、この町には5回ほど訪れたことがある。                                         この町の大聖堂にはジャンヌ・ダルクがまつられていて、ここへ来るたびに、リュックベッソンの映画「ジャンヌ・ダルク」の王の戴冠式シーンを思い出して、感慨にふけってしまったりしたものだ。                                                              朝の早い時間に行くと観光客が少なくていい。いままで見た教会の中でもここの石や空気は重みがある。石達が生きている気がする。当時のフランスの権力争いで流れた血の重さを感じる…、と一緒に行ったフランス人に話したら、「おれは教会嫌いだからなにも感じない」といわれてしまった。                   日本で彼を明治神宮に連れて行った時、「神社が生きている!」とかさんざんいってたクセに…。それ以来やたら神道がどうした、仏教がどうしたと人にはなしして来たくせに…。となりの芝が青く見えるように、となりの宗教も崇高に見えるのだろうか…。                                                                         さて、そんなランスの町には昔から石造りのサーカス劇場がある。そしてもう一つ忘れてはいけないのが、年に一度のジャグリングフェスティバル「ジョングリッシモ」。                                    はじめてこのフェスティバルに客として来た時には驚いたものだ。あっちでジャグリングこっちで火吹き。みんなキャンプ場でテント張って、朝まで飲んで、劇場やサーカステントではジプシーサーカスからコンテンポラリーなものまでごちゃ混ぜで、夜はジャグラーが火を噴いて町中をパレードして…、とにかくおもちゃ箱をひっくり返したようなフェスティバルだったのを覚えている。                                                     あれからフェスティバルもいろいろ試行錯誤を繰り返している。                                                もともと郊外でやっていたのに、今年はランス駅前から劇場までのパフォーマンス。そしてちょっと外れの劇場でも公演をやって、メイン会場でもなにかやっている。範囲は広がったが結果、観客を分散させてしまっていて、自分の本番前日に見に行ったある公演では150席の劇場で15人しか入っていなかった!同じアーティストとしてもちょっと見ているのが辛かった。                                                           「もしかして自分の公演も…」と思い、不安がよぎる。                                                   さて僕らの公演はメイン会場の劇場で行われた。                昼公演は小学生対象だったので、250ある座席は子供グループであっという間にうまり、盛り上がった。この回で子供達にエネルギーを吸い取られてしまったためか、夜の公演では後半に疲れが出た。盛り上がったが、自分達の中ではイマイチな公演だった。                                                                        公演後、この作品を何度も見ている批評家につかまり、「一日二回公演は体力的に限界だ。これから先やってはいけない!」と強くいわれた。はい、すんませーん、今後きおつけまーす。                              この作品で一日二回公演は確かにしんどい。本番中どこかにスキが出るし次の日の疲れも半端じゃない。これから先も一日二回公演が待ち構えている。今のところどうするかいまだ試行錯誤の段階だ。                                                              批評家がシャンパンをおごってくれた。口の中で泡が弾け、ほんのり甘さのなかに辛みがあってうまい。仕事のあとのビールと、ジャグリングの後の火吹きはいつもうまいが、ジョングリッシモのあとのシャンパンは格別にうまい。                                                批評家もちょっといい気分で饒舌だ。よくみると彼の鼻の頭には毛が生えている。しかも白髪混じりで黒々としている。さすがモードの国おフランス。鼻の頭の毛も「ハナゲ」という意味のフランス語なのだろうか。彼は以前も鼻毛をおもいっきりのばしていたような…。                                                                    あしたはパリから飛行機に乗って、イタリアだ。マンジャーレ、カンジャーレ♪ピザが僕たちを呼んでいる!

この記事と関連する記事

シャンパンの聖地から始まるツアー

(0)TB(0)

AFTER「ローマの劇場 <オディトリウム>

BEFORE「日本から空中ブランコ留学!

COMMENT

MESSAGE

非公開コメント

Top