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カナイケイスケ

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」、またはパフォーマー「ケイスケ」のページ

2004 07/28

イタリア公演、無事に荷物到着!

 僕達ヌーボーシルク(新しいサーカス)カンパニー「オキハイクダン」は空港でとんでもないハプニングにあいつつも、なんとかフェスティバル会場に到着した。   舞台の小道具が届かないまま、2日目の朝を迎える。 今日の本番は21時30分からなので朝はゆっくり…、のはずなのだが朝早く目覚める。ホテルのロビーに行くと他のメンバーも何となく集まってきた。みんな小道具が心配なのか、それとも朝早いせいなのか会話が全然はずまない。 と、そのときセシルの携帯が軽快なダンスビートを奏で始めた。「こ、これは荷物の電話だ!」固唾をのんでみんなが見守るなか、セシルが携帯をとる「アロー、ウイウイ、、、セ・シュペー!、メルシー」と電話を切る。どうやら会場に僕らの荷物が届いたらしい。みんな大喜びで朝食会場へ、そしてコーヒー、オレンジジュースで乾杯! 午後、会場へ。 ブレシアの町が一望に見渡せるこのお城「カステロ・ディ・ブレシア」の敷地内に建てられた野外ステージが僕らの公演場所だ。中世の面影を残すこの城は町のシンボルで、迷路のように入り組んでいる。 なんて開放的で不思議な場所なんだろう…。自分達が生きている次元とはもう一つ別な次元、いまにもそのへんから馬に乗った騎士が出てきそうだ。以前にもこんな感覚を味わったことがある。ローマ時代の古代遺跡で公演をやったときと同じ感覚だ。僕は神秘主義ではないけれど、こういう場所には不思議な力があるような気がしてならない。リハーサルをやっていても、まさしく昔の人々が今も変らずそこにいて、僕らの演技を注意深く観察しているような気になる。  …、あっという間の三日間だった。今年の公演のなかで観客が一番熱く、自分達の演技も最高で、なにより雰囲気がとても気持ち良かった。これもお城の霊達に歓迎されたおかげかも知れない。空港でのハプニングはともかく、この城に来てからはまるで守護人でもいるかのようにスムーズに事がはずんだ。 フェスティバルの別会場で公演をやっていた「シルクル」のアクロバット達14人とグラッパパーティー(グラッパとはイタリアの食後酒でとても強いお酒)をした。彼等も本番中の怪我が多くて、問題の多い公演地だったようだが、「グラッパを飲んだおかげで怪我の痛みがウソのように止まった」と言っていた。ならとりあえず、めでたしだろう。 生ハムメロンは今回はなかったが、お城での素敵な公演体験の思いでとともに素敵な夏を始められそうだ、ならなきゃこまる! さて次は日本にちょっといって、8月の7、8日とフランス/アキテ-ヌ地方(確か…)のマイムフェスティバル「MIMOS」で公演。ちなみに7月の最終週にでる「L'expresse (フランス版ニューズウィーク?」でMIMOS特集をやっていて、僕の電話インタビューがでているはず。 それでは良い夏を。 暑中お見舞い申し上げます。

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