カナイケイスケ

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」、またはパフォーマー「ケイスケ」のページ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

れっ ぞんふぉん、Les! enfants!

パリのヴァンセンヌの中に、カルトゥシュリという舞台芸術のアトリエが集まる場所がある。                                                                                その中にあるアトリエ・カロリンカールソンで、8歳から11歳の子供達の為のコンテンポラリーダンスワークショップが行われた。                                            http://www.atelierdeparis.org/public/stages.html                                                                                  一日5時間の授業を月から金曜までやって、最後に発表付き!という気合いのはいったワークショップだ。しかも講師はこの道ウン十年の振付家ジョエル・ブヴィエ(女性)。                                     そして振付家ジョエルのアシスタントして、僕もかり出されることに…。                                                          朝10時、ワークショップが始まった。                    ジョエルとの打ち合わせ通り、子供達とテーマに沿って授業を進めてゆく。     子供に教えた経験は沢山あるし、自分としても自信はあるつもりだ。                                                      しかし今回の子供達はヤケに素直だ…今回楽勝じゃん!                     と思ったのもつかの間…、昼食後から本性を発揮しはじめた。                                                 「水のみたーい」「トイレいきたーい」「疲れたから休みたーい」「ねむたーい」「違うので遊びたーい」                                           日本の子供だったら、今頃はっ倒してるところだけど、抑えて抑えて…。フランスはフランスのやり方があるから…、と横目でジョエルを見ると、彼女も引きつりながらもダダをこねる子供達をさとしながら、授業を進める。                                                       子供達はだんだん集中力がなくなって、疲れて飽きたら座り込む。…稀に寝る。そのたびに「甘ったれてんじゃねーぞおまえらー」と叫びたい気持ちをガマンガマン…。                                            日を追うごとに僕らの疲れはエスカレート。子供達の嫌がらせとしか言いようがない攻撃に、顔はゲッソリ目にもクマが現れた。いっそのこと熊になって冬眠したい。                                                                3日目、なにかと授業の邪魔をする男の子ふたりがジョエルの事を「サロップ!(クソババア!)」と罵った。幸いジョエルの耳には入らなかったものの、僕の耳にはしっかり入った。                             「その汚い言葉をもう一回言ってみろ、このやろー」と捕まえて、コブラツイストをかけたい所をヘッドロックにしておいた。僕は大人ですからね…。                                                                   そのふたりはホントに生意気盛り。アンジェ国立振り付けセンターや他の振り付けセンターのコディレクターも努めた事があるジョエルに「クソババア!」だからね。そんな事言って、次の日セーヌ川に浮かんじゃっても知らないからね。                                          そんなこんなで悪い事ばかりが目立つようだけど、作品を作る過程では、子供なりに素晴らしい瞬間はたくさん見せてくれた。                                                                 お世辞じゃなくて、プロ顔負けの瞬間…。                           それだよーっ!といって抱きしめてあげたくなる瞬間(危ない?)。                               ただ、集中力が続かなかったり、二度と同じ事が出来なかったり、なかなかこちらの思うようにはいかない…。                                             そもそも最初ジョエルも作品一本創るぐらいのつもりでいたから、教えるというよりも、作品づくり、すなわち即興をメインに進めていた。                                                    できるかぎり、子供達の想像力を引き出すために、毎日細かいミーティングをして作戦を練ってきた。                                             後半は、「ここまで教えたんだからあとは子供達の自主性に任せよう」という事で、テーマを与えて創らせる…「明日はお客さんが観に来るんだからね」という言葉には子供達は弱いようだ。まるで魔法にかかったように、集中してくれる。                                                            thumb_1204758267.jpg                                                                                     発表の日。 両親親戚ご近所さんが、総勢30人ぐらい集まって、約30分の子供達の発表、はじまりはじまりー!                                     子供達もこの日は真剣に踊る。 練習でたまに見せた、ホントに良い瞬間!は少ししか見る事が出来なかったけど、それなりに観客を楽しませる事ができて満足。                                             もちろん子供達も大満足…、なー!                                                                           ジョエル・ブヴィエ/オフィシャルサイト http://joellebouvier.com/public/

| ワークショップ | 06:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://keisukekanai.blog87.fc2.com/tb.php/256-deea64d3

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT