カナイケイスケ

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」、またはパフォーマー「ケイスケ」のページ

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サーカスアートの国フランス ぱーと5

2001年7月フランス国立サーカス大学CNACでの研修報告,そして現代フランスサーカスを検証する試み

サーカスアートの国フランス パート5 

<自分の状況>
フランスで自分のカンパニーをやっている。毎回公演は勝負だ。

CYRK13
最初に、振付家フィリップ・デュクフレとぼくらCNACの卒業生達のコラボレーションで創った作品「Cirque 13」は約2年間ヨーロッパをツアーした。
サーカス的な見せ方をベースにしたなかなか洒落た作品で、衣装は山本ヨウジ氏の服を提供してもらった。出演者とカンパニースタッフ約30人。800席ほどある大きなサーカステントをトレーラーが運んだ。どこからみてもサーカス!
                                          OkiHaikuDan
フランス人の空中ブランコ乗りと僕の、二人だけのカンパニーの作品「ブジェパブジェ」はヨーロッパだけでなく何度もアフリカまで連れて行ってくれた。
僕らは、テントもなく派手な衣装もメイクもなかったけど、33カ国もの国で受け入れられた。公演としては大成功といえるだろう。

前作は誰でも楽しめる作品だったが、今回の新作「ガイ-コツ」は誰が楽しめるかフタを開けてみないとわからない。
芸術的達成感も重要だけど、時間もお金もたくさん人も巻き込んでいるので、経済的達成は同じぐらい重要。だから公演で観客がどんなに盛り上がっても、売れなかったら意味がないと思っている。
買い手はフェスティバルや劇場のディレクター達。彼らは毎週三本以上、時にはほとんど毎日舞台を観ている時もある。その人達が決める条件は「自分のフェスティバル、もしくは劇場の観客にみせたいもの」+「彼ら自身の好み」。

<売れる作品とは>
「新しい」「オリジナリティーがある」「値段が相応」
さらに付け加えると、「歴史を踏まえた上で芸術的に挑戦している」こと。じつはこれがヨーロッパの劇場文化の中でもっとも大事な事かもしれない。更に言うと日本やアジアの芸術の歴史も、彼らなりの解釈で消化されている。その消化された日本やアジアの歴史も知らないと勝負をするのは難しい。
日本にいながら「欧米の歴史を踏まえて芸術的に挑戦」するのはなかなか難しい。最近になって、自分をフランスの環境に置きつつ、自分の中のなにかを確認するために、日本やアジアの他の国に行くのは必要なことだというのが分かってきた。

<新作「ガイーコツ」にむけて>
今回の作品は正直言ってサーカスでもダンスでもないが、身体表現であることに変わりはない。
自分の死生観を作品の中で遊んでみた。
観客はサーカスとダンスの両方に興味を持つ人達だと想定する。結果は9月のパリ日本文化会館公演のフタを開けてみないとわからない。
その時に<欧米の歴史を踏まえた上で芸術的に挑戦している>かどうかが試される。                                             
thumb_1186037048.jpg
                                         <まとめ>
ヨーロッパの現代サーカスはやはりフランスが中心だ。この国の国際文化の牽引力たらんとする執念には驚く。驚嘆に値する。だからフランスの文化や経済にかげりが見えるとEUや他の国にも少なからず影響する。
いったいいつまで現代サーカスが残るのか、形を変えていくのかわからないけど、いまだ多くの人に夢を与えているのは確かだろう。

日本に視点を移すと、舞台芸術というものがあるにはあるけど、いくつかのカンパニーを除いてはなかなか海外で売れる作品がないのが現状だ。日本にいながらカラダを使った表現で海外にも売れる作品を目指すのは難しい。自分の経験としてはある程度日本でやったなら、いっそ海外に行ってしまった方がいい。

僕はフランスに来るためにいろんな人に助けられた。自分の目標を達成することでその人達への恩返しになればと思う。

フランスでとにかく10年は活動しようと決めた。すると2009年までフランスで活動をすることになる。
10年経ったら<フランス・サーカスの旅10年>というレポートでも書いてみるかな…。



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