カナイケイスケ

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」、またはパフォーマー「ケイスケ」のページ

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演劇人とフランス語

最近またフランス語がしゃべれるようになった気がする。                                                       フランス語習得にはフランス人と恋愛するのが一番早いというけれど、日本人の奥さんももらったし、永遠にその機会には恵まれそうもない。                        僕の最近のフランス語上達は彼、セバスチャン・ララーヌのおかげだろう。           彼と出会ったのは、もう6年前の事になる。                                                        ロワール地方の海岸線にて                              thumb_1176408512.jpg                                                                         彼は演劇講師の助手として、シャロンのサーカス学校にやってきた。アシスタントといってもクラスを二つに分けて、その一つを彼が受け持っていたので、ほとんど講師としてやってきたようなものだ。そして僕はその時、うまれて初めてモリエールのドン・ジョアン(ドン・ジョバンニ)の大本読み合わせをさせられた。 
大本読みと言っても僕の当時の語学力では、古典のフランス語はかなり難しくて、順番がまわってきても「ジュ…、ジュ…、ジュ…、このさきどうやって発音するの?」ととなりのヤツに聞いたり、「たんま…」といって辞書を開いたりして、完璧に授業妨害をしていた。

でも彼は、そんな僕にも一生懸命フランス人に説明するように、熱心にあれこれモリエールについて説明してくれた。あまりに熱心なので、さっぱりわからなくても「ウイウイ、メルシー、アリガトウ」と切り抜けたのを覚えている。

その後もストラスブールの演劇学校との合同授業に、彼は講師としてやってきて、いろいろと僕を悩ませ楽しませてくれた。でも「いい人だけど、この人のしゃべりにはついていけない…」と思っていた。そもそも彼も含めフランスの演劇人はホントに良くしゃべる人が多く、当時の僕にとってはもっとも苦手とする人達だったのである。

しかしなぜか彼との縁は続いていく。
オキハイクダンの最初の作品の演出を彼が引き受けてくれたり(この時のダメだしは半分以上理解していなかった!)、東京までノーギャラで来てくれて『くるくるシルク』との企画にも参加してくれたし(通訳も半分ぐらいしかできなかったような…)、そのあとは札幌の仕事も演出を頼んだのに企画の段階から一緒にやってくれたし、引っ越しもしてくれて、電動ドリルもかしてくれて、メシも何度か頂いて、おとといはフランス語独特の台詞教室までしてくれた。

おまけにパリならどこでも自転車で駆けつけてくれる。なんていいやつなんだろう、セバスチャン・ララーヌ!

最近僕のフランス語は彼のおかげもあって、さらに上達したようだ。 特にダメ出しや、他の作品を批評するときの言葉選びが、なかなか細かくて、それを理解するためさらに僕のフランス語はますます上達する。しかも彼は身体感覚もかなり良く、言葉も体全体から発せられるようだ。演劇の世界だけにとどめるのはホントに勿体ない人材だ。

そして彼の日本語も日々進化している。
「スイマセン、ボクノニホンゴ、エットォ…、ダイジョブデスカ?コノヤロー!バカヤロー!」と敬語を使いつつ暴言も吐けるようになった。

来週からロワールで一緒に稽古をはじめることになっている。彼の日本語の練習じゃなくてもちろん新作のための稽古だけど…。




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