FC2ブログ

カナイケイスケ

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」、またはパフォーマー「ケイスケ」のページ

2006 12/12

もー、いーくつーねーるーとー、じゅうねんかーあーどー♪

シトシト雨が降っている。 パリの葉っぱは散ってしまった、と前回書いたけど、木によっては全然散ってない。                               クリスマス時期で、どこからか運ばれてきた、「もみの木」が至る所にもあらわれ緑が盛況なパリ。でも雨…。                                                                         こないだ年に一回の滞在許可証の申請にいってきた。              ちなみに僕の居るパリ郊外サンドニ県は、フランスで一番すごい街といわれている。                                                                               なにがって、もちろん治安の悪さが…。                    ニュースの暴動映像やスラム街の映像等でもなかなか有名なとこ。                                                                その93「キャトルバントレーズ」というここの県番号は、フランスのラップの歌詞でも良く出てくるほどみんなのイマジネーションを刺激する。ではご一緒に…、「せいほーおー♪(ほーおー!)、せい、きゃとるばんとれーず♪(きゃとるばんとれーず!)                                               といっても、ぼくが住んでるのは、とってもパリ寄りで「あそこはパリだよ」とフランス人にいわれるし、いちいち説明するのもめんどくさいので、パリ在住という事にしている。                                          でビザの更新。                                   93キャトルバントレーズのサンドニ県庁は8時半オープンのくせにあそこは9時に開くとっても公務員リズムなところ。                             で、申請者の数に対して専用窓口が少ない。なので必然的に並ぶ…。初めていったときはオープンに合わせていったのに、長蛇の列で結局県庁には入れなかった。人によっては朝6時にはすでに並んでいるらしい。                        で、今は朝7時に並ぶようにしている。                             今回は雨の中並んで、建物にたどりついたのは9時半。並んでいるのはほとんどアフリカ、アラブ系移民、でぼく、日本人。                           みんな、寒くて凍りついて殺気立っている。黒人の顔も寒さで真っ白…、というより紫色になっていた…。                                  ほとんど拷問に近い。まるで犯罪者のような扱い…。そうか、やっぱり僕たち背番号93(キャトルバントレーズ)だもんねぇ…。このぐらいでめげてちゃ、この街は住めません。せいほーおー! ほ!ほ!                                                                  で、建物の入り口にたどりついて整理券をもらったのが9時半、窓口に呼ばれたのは午後4時だった。約8時間待ち…。このぐらいで音を上げちゃ、フランスでは働けません。                                             そしてその日に更新手続きできるはずもなく、3ヶ月後の申請予約を取るだけ…。早い話が3ヶ月後まで申請者で一杯なんだなぁ…。                                                              窓口周辺には <窓口での暴力行為、ののしりはおやめください>とか書いた紙が張ってある。てことは物騒な事が良くあるあかし…、このごろ不法移民の強制送還多いみたいだしね…。                                         へいDJ♪ここはキャトルバントレーズ♪いえーい!                                                          窓口のアラブ系のおねーさんに「はい、一年更新はこのリストの書類あつめてまた来てね」と言われた所ですかさず「10年カード申請したいんですけど」と切り込む。                                                10年カードは現在の法律では、5年以上働いて6年目に申請できることになっている。あとは審査次第。                                           このカードが取れると半永久的にフランスに居られるらしい、いわばアメリカのグリーンカードのようなもの…。せいほーおー、カルト・ドゥ・レジドン(10年カード)!                                                                      「あなた10年カード申請資格あるわね。じゃ、こっちの書類を集めてちょうだい」と別なリストを渡される。                                       思えばこの5年間長かった。学生期間も入れたら7年以上もいたなぁ。                                               健康診断書、仕事の契約書、税金支払い証明、ふむふむ、モチベーションなんてのもある。これはどうやらフランスで、がんばって仕事がする気がありますよ、国家に忠誠誓いますよ、という事を書けば良いのかな…。                                              ついにここまできたと思ったら感動してきた。 これって王手ってやつですか? 横文字風だとチェックメイト? 今日はご褒美にラーメンか?                                                                        しかーし、ここで安易に喜んではいけない。 ここはフランス、キャトルバントレーズ93番。なにが起きるか分からなーい。                                                                         もしも十年カードくれなかったら一人暴動起こしてやる…、♪だってここはきゃとるばんとれーず♪おれはきゃとるばんとれーずのジュウミンだー♪!                                        とりあえず、万全を期して、初詣はパリのノートルダムでもいっておさい銭して、10年カード祈願してきましょ。                      まいくろふぉんちぇっく♪ちぇっくまいくろふぉん♪じゅうねんかーどをしるぶぷれー♪!                                                      ん…。そういやカトリック教会って賽銭箱あったっけ? 


この記事と関連する記事

もー、いーくつーねーるーとー、じゅうねんかーあーどー♪

(0)TB(0)

AFTER「サーカスいんぱりす

BEFORE「日本の主な公演歴

COMMENT

MESSAGE

非公開コメント

Top