カナイケイスケ

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」、またはパフォーマー「ケイスケ」のページ

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文化を楽しむ文化 2

※文化を楽しむ文化1、からのつづき

自分たちの本番もあったので、結局4作品しか見れなかった。

◇順番にいくと、最初に見たのがミッシェル・アンヌ・ドゥ・メイのカンパニー。
最初はちょっと長いと感じてしまい、入り込むのに時間がかかった。
激しく床を使ったダンス、男女のドラマ、オブジェとの遊び、最後は水を掛け合ってずぶぬれになりながら、ウォータースライダー状態で、床を滑って踊る。。
ベルギーのダンスだー、ととても感じたのは全編ながれるバロック音楽のせいか、それとも激しく床を使って踊ったりしたせいか、男女の戯れのせいか…よくわからないが、ベルギーカラーがある。
それなりに面白く、楽しく、笑えたところもあった。ただなにか強いメッセージというか、それを使って何を見せたかったのか、疑問が残った。いろんなアイデアが詰まっているが、なんとかまとめてしまった感じがする。 
はじめてコンテンポラリーダンスを見る人にはおすすめのそれなりに楽しめる作品。観客は盛大な拍手。

◇フランソワ・ヴェレの作品。
上手下手には巨大な扇風機があり、作品の中で強烈な「風」が吹いたりとまったりしている(カツラだったら飛んじゃいそうなぐらい強い風)。ダンサー、というか人々はそのいつ吹くのか止むのか知れない、気まぐれな風の中で、それぞれの生活を送る。その気まぐれな風に翻弄されながら、すべての出会いや別れが、自分たちのあずかり知らぬ所、きっかけで生まれていく。自分たちの意思というよりも「風」によって…、と簡単にまとめるとこんな感じの作品かな。

いやー、面白かった。気まぐれに吹く風が、神や自然の力を象徴していて、その気まぐれによって人間の人生も左右されている感じ。そしてその風を送る扇風機を舞台上で、振付家(ヴェレ自身)が移動しながら、風を送っているのが二重の意味を持っていて(なぜならダンサーもまた振付家に翻弄されながら踊っている存在であるから)、さらに面白かった。
ヴェレ、硬派です。 ちなみにこの作品、今年のアヴィニヨンで好評を博して、2008年までツアーが決まっているそうな…。観客は盛大な拍手。

◇インバル・ピントとアヴシャロム・ポラック oyster

まわりのヨーロッパ人のダンサーは誰も知らなかったけど、韓国人と日本人は知っていた。 日本や韓国でもけっこう公演やっていて、知る人ぞ知るカンパニーなので、席を粘りに粘ってゲットした。

内容はヨーロッパのサーカスの見世物小屋的雰囲気+バレエのペトリューシュカの道化の世界×フェリーニ÷なんだろう…。簡単にいってしまうと怪しいメルヘンチック…、わかるかなぁこの表現で。
チャップリンのようなキャラがでてきたり、見世物小屋のクラウンが人間犬をつれて出てきたり、でマイムと床のアクロバットみたいな動きがあったり、なにかメッセージやテーマがあるというよりかは、イベント的な要素の強い作品。

淡い電球で飾られた、テント小屋の入り口のような舞台。舞台の奥にもう一つ舞台があって、見世物小屋のカーテンが開いたり閉まったりしてダンサー、パフォーマーが出てくる。うーん、なにも感じない…。
 客席の真ん中あたりに座っているのに、舞台からエネルギーがまったく感じられない。ダンサーはマイムの人形ぶりのようなダンスを踊っているが、ダンサー達の動き、というよりも存在が固い。なんだか映像作品をを見ているようだ。

一本の作品というよりも、その夢の世界の住人達が次から次へと出てきては消えていく。その手法はサーカスでは常套だ。でも感動しない。こころはぴくりとも動かない。 期待をしていただけにショックだった。 これをつまらないと思っているのは自分だけだったらどうしよう…、と不安がよぎる。ちょっとコミックな所に対して、何人か観客が笑っている。日本でも受けてるようだし、なにかあるはずだ!と思って注意してみてもダメ。悪い所ばかりが目立っていく。どう考えてもおもしろくない。
終わって、隣りに座っているアムステルダムの日本人ダンサー、iちゃんに確認する。「ぜんぜん面白くなかったんだけど…」、「あたしもぜんぜん面白くなかった」…。
で、違う席に座っていた韓国人ダンサー、ジュウにも確認すると「全然ダメ!なんで韓国で知られているのかがわからない」と怒っていた。しかも彼女は始まる前に、隣りにいたイタリア人のフェスティバルスタッフに「これ、おもしろくないよ」と言われていたらしい。
とりあえずつまらないとおもったのが4人いた。でも観客は盛大な拍手。 自分たちだけ取り残されたような気分。

もしかして日本や韓国の劇場でみたら面白いのかなぁ…。


◇モニカ・カザデイ poetanz

戦争の歴史を追う映像とともに、ちょっと軍隊ぽい衣装と振り付けで踊るダンサー達。戦争が終わり(多分…)華やかな世界がやってくる。ちょっとモードなイメージできらびやかな衣装に身を包んだダンサーたちのファッションショーがあったり、戯れがあったり…。何でそうなったのか知らないが、ラストは背の低いダンサーと、それとは対照的な女性ダンサーの抱擁(愛の象徴?)の上から紙吹雪やら小麦粉やら発砲スチルール、水などが降る。まだまだ試練はあるが、自由な時代がやってきた、ということだろうか…。

場所は半分野外の仮設ステージで、雰囲気的にも開放的で、あまり作品に集中できなかった。踊るシーンはダンスの発表会のよう。わかりやすいイメージが多く、悪くいってしまうとステレオタイプ。最後まで見たけど、あまり楽しめなかった。観客はしっかり拍手。

文化を楽しむ文化3 へつづく

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