カナイケイスケ

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」、またはパフォーマー「ケイスケ」のページ

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東洋見聞録

今年の7月、パリ郊外にエディーマーレム振り付け「春の祭典」を見に行った。

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パリでは一週間の公演だったが、800人ぐらい入りそうなホールは連日満員、当日券も長蛇の列だった。
既存のコンテンポラリーダンスのスタイルに一石を投じたこの作品。
フランスのダンス界では否定的な意見が多かったが、ヨーロッパの他の国では受けがいい。もう4年ぐらい回っているんではないだろうか。

今年のアメリカツアーも成功して、秋にまた一ヶ月半のアメリカツアーに行く事が決定した。

で、公演後、振付家エディーに会ったら「今年の秋に、他のプロジェクトでアジアに行く事になりそうなんだ…」 
「おお、それは良かったじゃないですか!」なーんて話をしていた。

数日後、夏の日本行きの準備をしていたら、彼から突然の連絡…
「アジアに行く事が決まったんだけど、君さえ良ければアシスタントとして一緒に来ないか…」

彼の作品に出演した事はあるけど、英語はそんなうまくないし、ボディーガードといっても彼は元ボクサーだし…。特技と言えばどこでもすぐに寝る事ぐらいの僕になぜ…。
「ウイ、ウイ、ウイーっす!行きまーす!」

急遽予定を変更して不安ながらも引き受け、アジア視察にしゅっぱーつ!


<シンガポール>

まずはシンガポールバレエ団を視察、 その後ダンサーに向けて2日間のワークショップ
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自分のコメント/エディーのスタイルは彼らにはあんまりあわなかった? 良いダンサーもいましたよ。特に日本人!



アリアンスフランセーズで、地元劇団「ネセサリーステージ」企画のワークショップ
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自分のコメント/一癖も二癖もあるような役者やダンサーが参加していて、一緒にやっていても楽しめた。ゾクゾクする瞬間もあった! これぞ即興の醍醐味!

※その他シンガポールでみたダンス

ネザーランドダンスシアターを経て、ナチョ・デュアトのところでダンサーとして活躍していたシンガポール人ダンサーであり振付家の作品鑑賞

なぜか日本の笠井あきらさんの舞踏公演鑑賞

何度も打合わせで訪れた劇場「エスプラナード」の周りはF1レースの準備中。 え、こんな町中でF1レースやんの! ちょっと驚きです。

他にも食事会だ打ち合わせだ公演だフランス大使館だ、であっという間に滞在期間が過ぎていった

「アジアっぽくないけど、緑が豊かで滞在にはいいな」とエディー。 当たり障りのない感想…

次は香港だー!

<ホンコン>
土曜着

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夜は月餅祭り、ムーンケーキフェスティバルを見に街へ

今回の旅行では現地のフランス大使館スタッフが、アテンドとしていろいろなところに連れ回してくれた。 スケジュールの合間を縫って観光して、いろいろ美味しいものや素敵な経験をさせてくれた。
基本的に地図も見ないで、付いていくだけなので、個人行動になると簡単に迷子になってしまう…、悲しー

ホンコン人ダンサー、振付家のユーリと飲茶をしつつ、ホンコンダンス事情を聞く
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ホテルはこーんなとこでした Miramaホテル
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ここでは月餅祭りのため、至る所がお休みだそうで、ワークショップもなく、中華食っていくつか打ち合わせをして、ダンス公演を見て終了。

「中華料理はおいしいけど、ソース(たれ)がいっつもかかっていて、疲れる…(エディー談)」なるほどなるほど…。ダンスについてはあまり見れなかったので、特にコメント無し…。

では、台湾でも行きますか

<台北>
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国立劇場の真横! としか記憶していません。 きっとなにか重要な場所なんだろうなぁ

なんだか町並みが日本の地方の風景に近づいて来た! そうここは台湾、むかしの琉球王国です。

台湾国立芸術大学の舞踊科
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高校過程からあって、写真はアクロバットの授業 (ちょっとブリッジの仕方がカラダに悪そーな気がするけど…)
それ以外に伝統舞踊、カンフー、ダンスなどいろいろある学校で、台湾のダンサーはほとんどここ出身とか。

エディーはここの舞踊科最終クラス(ということは舞踊科6年目)に向けてワークショップ

自分のコメント/動けるダンサーは沢山います。ただし、即興で彼らと一体感を感じるのは難しかった…。 きっとこれからいろんな経験を積んで、すごいのが育っていくんだろうな。

ワークショップとは別に、今台湾で上り調子の振り付け兼ダンサーの○○○君(名前忘れた…)と面接。 いきなり踊ってもらう事に…。「じゃ、このケイスケと即興して」
といきなり一騎打ちで踊る事になってしまった。じゃかじゃーん♬

自分のコメント/若いし、体も利くし、エネルギーもある。 これからNYに国費留学するそうで、いろいろな刺激を受けて成長して欲しいですね。僕も刺激を頂きました。


昼食で台湾飲茶をしに。ひぇー行列。 ガイドブックに出ているような有名なお店
ちなみに写真の僕のうしろにいるエディーは、女性のおしりを追いかけているわけではなく、別なものを見ているはず! です。
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店の写真も料理の写真もないけど、美味であった、といっておきましょう。 餃子やシュウマイの皮が薄く、ジワーっと汁があふれんばかりなのに、脂っこくない!

他にも野菜のみの懐石料理など、シンガポール、ホンコンにはない繊細さで、第一回エディー目指せアジアンフード決定戦は台湾料理に軍パイがあがってしまいました。

<町並みは錆びていて、少し古くさい感じを受けた(多台風一過と潮風のせい)。ダンサーを見つけるのは、ここでは問題ないんじゃないかな。>  

なるほどなるほど。

では、我らの首都、TOKYOへ

<東京>

今回の旅行では、最短スケジュール。

夜到着。 六本木のヒルズ裏のとある会館に宿泊。
朝8時半出発で、横浜、東京、埼玉と車で連れ回され、ミーティングを五つこなした頃にはもう夕方6時。
ワークショップも急遽中止、本人希望の相撲も見れず。
写真なし、特にコメントなし。 歩いた街は六本木のみ!

日本人として悲しいっす
次の日、早朝ソウルへ向け出発。

<ソウル>

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キムチに始まりキムチに終わる。 そんなピリッと辛い記憶が大半を占めています。

ぼくら担当の大使館員は、ブラジルから数ヶ月前に来たばかりのヤングと僕らの到着日にロシアの黒海のあたりから赴任したオバさまの二人。 ヤングの方は文化系の情報に疎く、オバさまは世界のダンス事情にはやたら詳しいけど、アジアのダンス事情は知らず、微妙です。

韓国コンテンポラリーダンスの一番有名どころの公演とその他も鑑賞。 良いダンサーがいっぱいいます。そういやヨーロッパにも、韓国人で素晴らしいダンサーいっぱいいます。 
拳を握って演歌を歌う山本ジョージ風に熱いコンテンポラリーダンスを見せてくれます。熱いです。時に日本人からすると暑苦しいぐらいかもしれないけど、僕は好きです。    …おやじ、もう一杯。

いろいろ打ち合わせをこなし、ぼくは、一足先に別な仕事でフランスへ帰るため、途中離脱。

この後、エディーは中国の北京と四川省に飛んだのでした…。


今回の旅は、フランス大使館の招待で、「エディーマーレムになにか作品をつくらせたい」という視察の旅でした。

とってもお金がかかる企画なので、スポンサーや企画に協力してくれる人がどのくらい集まるかが、今後の課題になりそうです。

実現しても再来年ぐらいになるのかな?

アジア五カ国のダンスが見れて、アジア各地の現代美術フェスティバルとも旅程が重なり、世界のアートの広さを感じさせて頂きました。

世界は広いくせにへんなところでせまく、せまいと思ったらやっぱりいろいろ違いがあってひろいです。


写真は韓国で、現代美術の国際フェスティバルに行った時のもの。

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体風の芽 2008 無事に終わりました


体風の芽2008にご来場いただきまして誠にありがとうございました

「そんなの知らない、知らなかった」という方は、来年の「体風の芽」でお待ちしています

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http://typhoonnome.blog71.fc2.com/


出演者、スタッフの皆さん、協力者の方がた、本当にどうもおつかれさまでした



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