サーカスアーティスト・ケイスケ 

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」 jdsjds.net に引っ越しました

2006年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年02月

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Adrien M を観た

パリでシルク(サーカス)のマネージメントの勉強をしていたジェラルディンと約2年ぶりの再会を果たした。
彼女は現在ジャグリングと映像をミックスしたカンパニーAdrien Mのマネージメントをしている。
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2年ほど前にそのカンパニーの作品<Convergence 1.0>の初期の約20分のヴァージョンを見たことがあるが、ボールジャグリングをチュールにうつした映像をうまくつかっていて、とてもきれいなイメージだったのが印象深い。
そして今回やっとその完成版、約50分の作品<Convergence 1.0>を観る機会に恵まれた。 どんなふうに完成したのか楽しみ楽しみ…。 

土曜の夜の客席は、家族連れでにぎわっている。 
コンテンポラリーサーカスは、アーティスティックであるがゆえ、ファミリー層の観客が作品世界に入りにくいことがあるが、公演がはじまってそんな不安はかき消された。

作品では、ジャグラーとボールの関係がひたすら描かれていく…。
彼(アドリアンM)のボールへのこだわりが、単にジャグリングのテクニックだけではなく、身体や映像、ミュージシャンとの絡みで飽きさせず、笑いも取りながら進んでいく。マニアックな世界でありながらも、観客は気づいたら不思議なボールのマジックの世界にアドリアンとともに迷い込んでしまっている。
ボールの映像もまるで生き物のようにボールが上へ横へ縦横無尽に動き回る様は、みていて気持ちよかった。
最後はカーテンコールの嵐。パリの子供達も大満足。

ソロのジャグリング作品で、ここまで一般の観客を引き込む作品を久しぶりに観た。そしてテクノロジーとジャグリング芸術の融合でありながら、同時に舞台芸術としても素晴らしい。

すでに世界中で公演している作品だし、あえていまさら宣伝する必要もないかもしれないけど、興味がある方はみじかいバージョンならカンパニーのホームページで見れるようになっています。

☆  http://www.adrienm.net/ から 横の<videos>で動画をクリック

以前は研修生だったジェラルディン。今ではすっかりプロのマネージャーの仲間入りを果たしていた。今後の彼らの活動がますます楽しみだ。



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