カナイケイスケ

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」、またはパフォーマー「ケイスケ」のページ

2006年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2006年10月

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世界を逆さに見てみよう。サーカス逆立ち教室

逆さに見ると世界が変わる!?

逆立ち教室 1、柔軟編

普段、悩み事が多い人も悩み事がない人も、あばれはっちゃくに感化された人もそんなの知らないという人も、逆立ちをして頭を空っぽにして、身体で考えてみよう。合い言葉は、はっちゃけはっちゃけ〜、ひっひらめいた!!

逆立ちのやり方はひとそれぞれあると思いますが、僕のやり方を説明します。屋内でも部屋が多少広ければ、十分できます。

◇まずは柔軟体操:
前屈、開脚、肩まわし、屈伸、ブリッジ、軽く腕立て、腹筋、背筋、背中伸ばし(ヨガで言う鋤(スキのポーズ)などやっておきます。柔軟性はもちろん、逆さで身体をキープする為には多少の強さが要求されます。柔軟が身体に悪いという事は聞いた事がないので、あまり無理せず、すこしづつ伸ばしていきましょう。

◇三点倒立
カベ側に背中を向けて、頭を抱え、両肘、頭の三点で支える、三点倒立をします。足をつま先まで上に伸ばし肩幅ぐらいに開きます。このときに大事なのは、肩を入れ、胃を引き上げ、背骨の真っすぐを感じる事です。そして形をキープしたまま足の力を抜きます。この時に大事な事は、足が腰に真っすぐ乗っているのを感じる事です。ある程度の時間の逆立ちをキープするにはこの<腰に乗っている感じ>が大事です。
前側よりも背中側でバランスを感じてください。人に支えてもらったり、見てもらったりすると早いと思います。

慣れたら開脚や、いろんな形をためしてみましょう。

◇手首、肘の柔軟:
手首を内側からひねり、脈を前に見せるように床に座った状態で伸ばします。幅は肩幅と同じ位置にします。勢いをつけずに呼吸を吐くときに伸ばしましょう。伸ばしながらあっためて、そこに血を送りましょう。

逆立ちの微調整は指先の感覚が大事なので、指先までしっかり意識して伸ばします。指は開きすぎず、狭すぎずです。

◇肩の柔軟体操:
腕を前に伸ばした状態で手をカベやなにか高さのある所に置き、胸を下げていきながら肩を伸ばします。
ヒザは曲げても伸ばしてもどちらでもかまいません。勢いをつけずに、呼吸とともに伸ばしていきます。大切なのはこの時、腰から背中にかけては丸め、背中を外にだすことです。丁度肩とは反対の方へ押し出します。横にS字カーブを描くような感じです。このときに頭を楽にして腕の間に突っ込むとさらに伸びて気持ちいいです。
                                                                                   thumb_1159372032.jpg

逆立ち教室2へ
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| 逆立ち教室 | 00:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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文化を楽しむ文化 1

僕らのカンパニーの写真がフェスティバルのポスターに使われていた。                                                   thumb_1159360815.jpg

                                           イタリアはロヴェレットのコンテンポラリーダンスのフェスティバル「ORIENTEOCCIDENTE」にいってきた。
10日間で、参加13カンパニー、15作品(2作品やるカンパニーもあった)、というなかなかのヴォリュームあるフェスティバル。 

参加カンパニー、もしくは振付家の名と作品名をざっと上げると…

○リュック・ペトン La confidence des oiseaux (フランス。生きてる鳥達と戯れながら踊る作品。確か…)

○ミッシェル・アンヌ・ドゥ・メイ sinfonia eroica (ベルギーの振付家。昔ローザスのケースマイケルと一緒にやっていた人らしい。)

○フランソワ・ヴェレ sans retour(フランスの振付家。ダンス以外のファンも多し…。)

○インバル・ピントとアヴシャロム・ポラック oyster(イスラエルのカンパニー、日本でもけっこう公演している)

○モニカ・カザデイ poetanz (イタリアの振付家。それ以上の情報なし)

○シャンタル・ロイアル danse buissonniere, aski pare (グアドゥループの振付家Dife kakoのカンパニー)

○ジョージ・モンヴォイェ boyakodah (コート・ジヴォワール?確か…、 のカンパニー。間違ってたら失礼。名前は前から知っているけど、見た事ありません)

○エディー・マーレム un champ de forces (振付家はフランスとアルジェリアの混血。アフリカ人ダンサーとの作品多し。今回はアフリカ、ヨーロッパ、アジア人ダンサーを使っている。)

○シモーナ・ブッチ studio hieronimus (地元イタリアの振付家)

○カンパニー・ア・コール(cie A'corps) second souffle (ラオス、アルジェリア、フランスのダンサーによるコンテンポラリーヒップホップ、ブレイクダンスの作品。フランスのカンパニー)

○マリア・キランとクローディオ・ブリヂ Bharata bach (バッハにのせた、インド舞踊らしい。見れなかった…)

○ジョゼットゥ・バイツ tonight,barbe bleue (フランスの振付家。ジャン・クロード・ガロッタのところで昔踊っていた人らしいが、それ以外の情報なし…。)

次へ続く


| コンテンポラリーダンス | 22:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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文化を楽しむ文化 2

※文化を楽しむ文化1、からのつづき

自分たちの本番もあったので、結局4作品しか見れなかった。

◇順番にいくと、最初に見たのがミッシェル・アンヌ・ドゥ・メイのカンパニー。
最初はちょっと長いと感じてしまい、入り込むのに時間がかかった。
激しく床を使ったダンス、男女のドラマ、オブジェとの遊び、最後は水を掛け合ってずぶぬれになりながら、ウォータースライダー状態で、床を滑って踊る。。
ベルギーのダンスだー、ととても感じたのは全編ながれるバロック音楽のせいか、それとも激しく床を使って踊ったりしたせいか、男女の戯れのせいか…よくわからないが、ベルギーカラーがある。
それなりに面白く、楽しく、笑えたところもあった。ただなにか強いメッセージというか、それを使って何を見せたかったのか、疑問が残った。いろんなアイデアが詰まっているが、なんとかまとめてしまった感じがする。 
はじめてコンテンポラリーダンスを見る人にはおすすめのそれなりに楽しめる作品。観客は盛大な拍手。

◇フランソワ・ヴェレの作品。
上手下手には巨大な扇風機があり、作品の中で強烈な「風」が吹いたりとまったりしている(カツラだったら飛んじゃいそうなぐらい強い風)。ダンサー、というか人々はそのいつ吹くのか止むのか知れない、気まぐれな風の中で、それぞれの生活を送る。その気まぐれな風に翻弄されながら、すべての出会いや別れが、自分たちのあずかり知らぬ所、きっかけで生まれていく。自分たちの意思というよりも「風」によって…、と簡単にまとめるとこんな感じの作品かな。

いやー、面白かった。気まぐれに吹く風が、神や自然の力を象徴していて、その気まぐれによって人間の人生も左右されている感じ。そしてその風を送る扇風機を舞台上で、振付家(ヴェレ自身)が移動しながら、風を送っているのが二重の意味を持っていて(なぜならダンサーもまた振付家に翻弄されながら踊っている存在であるから)、さらに面白かった。
ヴェレ、硬派です。 ちなみにこの作品、今年のアヴィニヨンで好評を博して、2008年までツアーが決まっているそうな…。観客は盛大な拍手。

◇インバル・ピントとアヴシャロム・ポラック oyster

まわりのヨーロッパ人のダンサーは誰も知らなかったけど、韓国人と日本人は知っていた。 日本や韓国でもけっこう公演やっていて、知る人ぞ知るカンパニーなので、席を粘りに粘ってゲットした。

内容はヨーロッパのサーカスの見世物小屋的雰囲気+バレエのペトリューシュカの道化の世界×フェリーニ÷なんだろう…。簡単にいってしまうと怪しいメルヘンチック…、わかるかなぁこの表現で。
チャップリンのようなキャラがでてきたり、見世物小屋のクラウンが人間犬をつれて出てきたり、でマイムと床のアクロバットみたいな動きがあったり、なにかメッセージやテーマがあるというよりかは、イベント的な要素の強い作品。

淡い電球で飾られた、テント小屋の入り口のような舞台。舞台の奥にもう一つ舞台があって、見世物小屋のカーテンが開いたり閉まったりしてダンサー、パフォーマーが出てくる。うーん、なにも感じない…。
 客席の真ん中あたりに座っているのに、舞台からエネルギーがまったく感じられない。ダンサーはマイムの人形ぶりのようなダンスを踊っているが、ダンサー達の動き、というよりも存在が固い。なんだか映像作品をを見ているようだ。

一本の作品というよりも、その夢の世界の住人達が次から次へと出てきては消えていく。その手法はサーカスでは常套だ。でも感動しない。こころはぴくりとも動かない。 期待をしていただけにショックだった。 これをつまらないと思っているのは自分だけだったらどうしよう…、と不安がよぎる。ちょっとコミックな所に対して、何人か観客が笑っている。日本でも受けてるようだし、なにかあるはずだ!と思って注意してみてもダメ。悪い所ばかりが目立っていく。どう考えてもおもしろくない。
終わって、隣りに座っているアムステルダムの日本人ダンサー、iちゃんに確認する。「ぜんぜん面白くなかったんだけど…」、「あたしもぜんぜん面白くなかった」…。
で、違う席に座っていた韓国人ダンサー、ジュウにも確認すると「全然ダメ!なんで韓国で知られているのかがわからない」と怒っていた。しかも彼女は始まる前に、隣りにいたイタリア人のフェスティバルスタッフに「これ、おもしろくないよ」と言われていたらしい。
とりあえずつまらないとおもったのが4人いた。でも観客は盛大な拍手。 自分たちだけ取り残されたような気分。

もしかして日本や韓国の劇場でみたら面白いのかなぁ…。


◇モニカ・カザデイ poetanz

戦争の歴史を追う映像とともに、ちょっと軍隊ぽい衣装と振り付けで踊るダンサー達。戦争が終わり(多分…)華やかな世界がやってくる。ちょっとモードなイメージできらびやかな衣装に身を包んだダンサーたちのファッションショーがあったり、戯れがあったり…。何でそうなったのか知らないが、ラストは背の低いダンサーと、それとは対照的な女性ダンサーの抱擁(愛の象徴?)の上から紙吹雪やら小麦粉やら発砲スチルール、水などが降る。まだまだ試練はあるが、自由な時代がやってきた、ということだろうか…。

場所は半分野外の仮設ステージで、雰囲気的にも開放的で、あまり作品に集中できなかった。踊るシーンはダンスの発表会のよう。わかりやすいイメージが多く、悪くいってしまうとステレオタイプ。最後まで見たけど、あまり楽しめなかった。観客はしっかり拍手。

文化を楽しむ文化3 へつづく

| コンテンポラリーダンス | 21:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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文化を楽しむ文化3

文化を楽しむ文化2、からの続き。

ここで書いた感想はあくまで僕個人のもので、僕がおもしろいとおもっても他の人にとってつまらまいものは沢山あるはずだ。

ちなみにフランスに戻って、現代サーカス界の重鎮、フレッドに僕が「ヴェレの作品が一番面白かった」、と言ったら、「おれはあれ、アヴィニヨンでみたけど、ただ長く感じられただけで全然おもしろくなかったよ」と言っていた。
ふーん、人によってホント感想はさまざまだ。

ひとそれぞれの価値観がある。周りの人とどんどん評論して、人それぞれの価値観の違いを認めていく。ただ「違う」ということをまずは感じる。そうすると感じ方は千差万別だということに気付く。そういう「違い」で世界は成り立っている。違う事は怖い事じゃない。違いを認めればいいだけ…。というわけで僕にとって、つまらないものもあったけど、イタリアの観客の大きな拍手を聞けて、文化を楽しんでいる人たちを見て、人の幸せを感じられて、自分も幸せになれたので、結果オーライのフェスティバルだった。

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町の至る所に仮設ステージがあって、地元ダンスグループの発表がある。観客も沢山集めていた。とにかくイタリアの観客はあたたかい。しかも楽しみ上手だ。「文化を楽しむ文化」とでも言おうか。これって長い歴史の中で培われたものなんだろうな…。

| コンテンポラリーダンス | 21:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヴェネチア

仕事ついでに、みんなでヴェネチアまで足を伸ばしてみた。                                                       車もバイクも自転車もいない。そこにはただ昔ながらの町並みとゴンドラ、そして山盛りの観光客が!
とにかく駅に降りて、あまりの人の多さに驚いた。日曜日の東京ディズニーランドに来てしまったのか、と我が目を疑ったほど、ひとひとひと! 人だらけ。

でも町の中に入って、ちょっと路地に入ると誰もいない。それでもちゃーんとヴェネチアらしさは残っている。
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                                                      そしてしっかり生活感もある。観光客も多いが、ちゃんと「生きている町」という感じがする。                                                                   
                                          

                                             

なれるとぼーっとできる。 とにかくどこにいっても絵になる町だ。一緒に行ったジェロームなんか写真とりまくり。僕も前半は負けじと撮っていたが、結局バッテリーが無くなって、写真はおやすみ。

ヨーロッパにいる間に、またいつかいきたいなぁ。

道化の歴史には欠かせない、コメディア・デ・ラルテのアルレッキーノ(アルルカン)がこんなところに!


| イタリアツアー | 05:51 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ヌーボーシルクの動画

ヌーボーシルクを見た事がない人のために、まだいくつか動画があった。
参考にしてください。 コンテンポラリーダンスのようなものもあれば、現代演劇のようなサーカスもあって…。ほとんどが少人数の作品だけど、フランスの主流でおもしろいものはだいたい1人から7人ぐらいまでの出演者でつくっているもの、と僕は思っています。                                           左横のリンクから<scenes de cirque>のページに入って<compagnies>でOkihaikudanをクリックすると、2006年2月までセバスチャンと二人でまわしていた作品<Bougez pas bouger>の動画が見られます。 他のフランスのサーカスカンパニーもいくつか見れます。(TAOUBはモロッコのカンパニーだけど…)

どのカンパニーも日本公演はやってないからけっこう貴重かも。でもってパリに行っても多分見れないし。 ほとんどみんな地方か他の国をツアーしているので…。
今の所、ほんとに興味があったら、フランスやベルギーにヌーボーシルクを観に行くしかないでしょう…。かもしくは札幌…                                 thumb_1158864625.jpg
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| 動画 | 03:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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カメルーンでやったサーカスワークショップの動画

去年、演出家であり役者でもあるセバスチャン・ララーヌと、アフリカはカメルーンの経済首都ドゥアラに、ワークショップ講師としていった。                                                          heureconte.jpg
                                              サーカスのワークショップだったんだけど、ダンサーと役者とちょっと大道芸人がいていろんな要素が混ざり、ララーヌは演劇を、でぼくはサーカスやダンスを教え、1日6時間、約10日間のワークショップだった。
途中巨大なゴキブリが舞台上を横切ったり、何人かの体臭で僕らは気を失いそうになったりしながらも最終日は無事に発表公演を迎え、たいした宣伝はしていなかったけどだいたい100人ぐらいお客さんが来てくれた。
ちなみにここのCCF(フランス文化センター)は閉鎖されることが決定しているらしいが、それはいつなのか良く知らない。
動画を見るなら今のうちかも…。
http://www.ccfdouala.com/archives/videocirque.htm#
からRupturesをクリックすると見られます                                                       

僕らのWS発表は<Ruptures>。ちなみにララーヌと僕は演出で出ていない。
で、僕らの友達フランスのシルクカンパニーAOCの<K'boum>はアクロバットと自転車。
フランスの大道芸<BAM>はゴミ箱を改造した太鼓で笑える演奏してくれます。                                               このワークショップの時にいろいろと遊びに連れて行ってくれた、左から市役所職員オフェリー、すべてのビデオ撮影、編集をした地元ブラック/パトリック、でデザイナーのシリル。ブログにのっけろー、という事なのでご紹介。                       thumb_1158830141.jpg

                                                                                    

| 動画 | 17:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ばすがすばくはつがすがすばくはつパート2

ガス探知機でまずは、大家の鍵のかかったアパートのドアを測定。ガス反応が出る。
「この家は都市ガス契約はしてないはずだからガス反応が出るはずないんだけどな…。とにかくこの部屋にいたらみんなガス中毒だな…。」とガス屋。って、うちの部屋まで臭ってたんだけど! 最近どうも調子が良かったのはそのせい?

つづいて家の外から使われていないガス管付近を測定。ガス反応が8度検出される。8度がいったいどのレベルなのかわからない。お隣のダニエルが、爆発の危険性はあるの?と一応聞いてみた。
「空気中に5%〜15%のガスが混ざると爆発を起こす。ここは8%のガスがあるから火つけたら爆発するね」とガス屋。
爆発するねっておい! 僕らが引っ越してきてからずっとガス臭かったから、約10ヶ月も爆発する危険性のある家に住んでいたってこと?
「このままほっといてたら、このへんの近所みんな吹っ飛んでたかもね…」と一緒にいたダニエルも苦笑い。                                                                          
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<ここの濃度は爆発域!>

一階の部屋に入りたくても、代理人に連絡が取れなくて、ドアが開かない。しかたがないので消防隊員が一階のドアを蹴破ろうとしたが、ドアが壊れない。結局、大きなハンマーでドアの鍵を叩き壊し(火花が散って爆発したらどうするんだろうね)、中に突入。ガスの強烈な匂いが僕らの鼻をさす。
消防隊員がガスの出所を捜すが、みつからない。

警察が来て事情を聞かれる。さすがに彼らは警戒していて、ガスの匂いがする家の中には入ろうとしない。

事情聴取が終わって、ぼくらは朝から表にいたので家に戻って食事。 と突然工事の音がけたたましく鳴り響く。見ると家の前で、アスファルトをはがし、穴を掘っているところだった。
どうやら地下からガスが出ていたらしい。きっとその地面の下のガス管がゆるんでいるかしたんだろう。
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                                         <ここほれワンワン、EDF(フランスガス)の人たち>

交代でやってきた警官が世間話をしながら、家の一階の前で煙草を吸っているのが見える。おーい爆発は怖くないのかな…。言おうと思ったら、警官のひとりが注意してあわててタバコを消していた。

そして朝から夕方までかかったガス騒動は終わり、あたりは静寂を取り戻した。

次の日、お隣さんの迅速な行動に、感謝の気持ちを込めて、僕らは抹茶ケーキを焼いて持っていく。
そしたらお返しとばかりに、彼らに週末のアペリティフ(食前酒)に誘われた。

僕らが引っ越して来てから、たいしたご近所付き合いはしていなかったが、ガス漏れ騒動がそのきっかけをつくってくれたようだ。聞いたらダニエルは国立劇場で照明をやっているそうなので、同じ舞台関係、ウマが合いそうだ。

最近はうちの前に引っ越してきたブラジル人二人とも喋るようになったし、お隣さん達とも交流するきっかけが生まれたし、こういうのも悪くない。

人に対して恐れがあるから、不信感やいざこざが起こるのかも知れないけど、話してお互いの事を知ってしまえば、同じ人間じゃん、と気付かされる。

そしてガス騒動のおかげで、普段あんまり意識していない社会とのつながりというものをかいま見る事ができた(会社勤めじゃないので余計に感じる)。警察も消防もガス屋も、連係プレーが良くできていて、フランス社会も捨てたもんじゃない。こういう経験させてくれたガス漏れに感謝。これからもちゃんとフランス社会に税金払います。

でも人の家に遊びにいって、変な匂いがしたら注意しよう。そういう時は、まずは疑う事から…。


| 分類なし | 06:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ばすがすばくはつがすがすばくはつ

朝、家の近所、リラのマルシェへ買い物に行った。

沢山の買い物客で賑わっていて、なかなか買い物がすすまない。 気がつくと、向こうの売り場にウチのお隣の奥さんセシルが、近所のおばさん達の話しを聞いている。なにやら深刻な話しらしく、考え込んでいる様子。娘は僕らに気付いて手を振ってくれたが、セシルは反対側にいる僕らにはまったく気付いていないようだ。

その昼、マルシェから買ってきた新鮮なマグロの刺身を食べていたところ、ピンポーンと呼び鈴がなる。出てみるとさっきマルシェにいた隣りのセシルだった。
「じつは近所の人にこの家がガス臭いっていわれたんだけど、あんた心当たりない?」

ガスと言われれば、心当たりはあった。
ぼくらも引っ越した時から、この家の一階が(うちは二階)ガス臭いと思っていた。2回、3回と大家の代理人に聞いたら、毎度、「そんなことはない」とか、「床材で使った接着剤が時間が経って、今のような匂い(つまりガス臭い)になった」と言っていたのでいつしかそれを信じるようになっていた。

で、セシルを一階のウチの入り口まで、案内する。
「あ、臭い…。この匂いはおかしいわ、一度ガス会社に電話して検査してもらった方がいいわ」
「じゃあ、大家の代理人さんに連絡して相談してみるよ」(ちなみに大家は海外に住んでいて、ぼくらは会った事がない。)

とりあえず、食べかけだった刺身を食べてすっかり満腹。結局その代理人に電話するのも忘れてしまった。
次の日の朝またピンポーン。 出てみると隣りのセシルの旦那、ダニエルだった。

「セシルが昨日の夜、ガスの事が心配で夜も眠れなくて…、なんとかしてくれって言うから来たんだけど…。」とすこしめんどくさそうだ。
「今日これから代理人に電話してみようと思うんだけど、とりあえず中に入って嗅いで見る?」と彼を案内。
とりあえず家の一階入り口へいって二人でクンクンする…。

「これは接着剤なんかじゃない、ガスだよ!俺がこれから消防署に電話するから、君は代理人にすぐ電話してくれ!」とダニエルは慌てて自分の家に戻っていった。

5分後、ウチの家の前に消防車やらガス屋やら警察が大挙してやってきた。
ウチの家の一階に10人ぐらいヘルメットや消防服姿の人たちがいるもんだから、近所や通行人もびっくり。ちょっとした見せ物だ。まるで、テレビでみたことのある、麻薬カルテルのガサ入れみたいだ。
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<家の前を調査する消防隊員>

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| 分類なし | 06:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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永遠の愛 ヴェローナ

イタリアはロヴェレットの、コンテンポラリーダンスのフェスティバルにやってきた。 
でも今日はお休み。週末を利用して電車に揺られ45分、ヴェローナへ。

さっそく電車から降りて、プロコフィエフのバレエ『ロミオとジュリエット』の有名な曲/キュピレット家の登場シーンだっけ? をタンタラン、タランタラン、タタッタラ、タランッターン♪と口ずさみながらみんなでヴェローナの中心へ向かう(バレエのロミジュリ知らない人すいません。要必見!泣けます。)
なぜならここは、あのロミジュリの舞台になった町、そしてロミジュリの話しも実話なので、ジュリエットのお墓もちゃんとあるらしい。ということはあのロミオがジュリエットを夜這いした、いや愛を囁いたバルコニーがあるのかー!                        

そんなわけで、みんなあの悲劇の物語の主役、ロミオ、女性だったらジュリエットになったつもりで、ちょっとセンチメンタルにワクワクして、なんちゃってバレエを踊りながら町の中心へ向かっていく。あーオスカル!じゃなかった、ロミオ!

途中、大きな広場があってアレーナ・ディ・ヴェローナ(オペラで有名な古代ローマの円形劇場)の前を通りつつ、ジュリエットの家へ。 ちなみにイタリア語だとロミジュリは「ロメオ・エ・ジュリエッタ」と発音する。これだとちょっと気のせいかロマンティック度が半減…いや、気のせいです。                                                                      途中ジェラート屋もピザ屋もあったが、この日ばかりはそんなもんには目もくれず、原宿竹下通り並みに込んだ路地を、黙々とジュリエッタ屋敷へと向かう。それはやっぱりダンサースピリットってやつだろうか…。やっぱりみんなダンサーなのね。                                                    あとで分かった事だけど、急いでいたホントの理由は、さっさと観光してどこかテラスに座ってビールを一杯やりたかっただけ…、おやじダンサーズなもんで…(歳というよりも行動が)。                                       無事到着。オープンしたばかりのバーゲンセール会場並みに込んでいる、ジュリエッタ屋敷の中庭へ目的のバルコニーを見に人をかき分け入っていく。                                と、そこには僕らが良く知っている人物、カンパニーマネージャーのJPがいた。今日はみんなと別行動のはずだったのに、お忍びで奥さんとこんな所来ているなんて、やるじゃんJP! 定年前でも愛の炎は健在だね!


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とりあえずジュリエットのバルコニーは、何の変哲もない昔のバルコニー。ここでロミオは夜這い、いや、愛をささやいたのか…。
しかし全然イメージ湧きません。
とにかく人が多すぎるし、有料のバルコニー(4ユーロ)からは人が記念撮影してるし、お土産屋までついてるし…、これじゃ奈良の大仏様の方がよっぽどロマンチックだ。                                               ジュリエットの金ピカの像の右の乳房に触れると、永遠の愛が叶うと言われているのでとりあえず照れつつ触れつつ、写真を撮ってもらった。でもって入り口付近のカベにも落書きすると、同じ効果があると言われているので、相合い傘を書いといた。もちろんうちの奥様の名前を入れて…。                                       ジュリエットのお墓もあるらしいが、あまりに観光客が多いのと、みんなビール飲みたかったので、お墓はやめてカフェのテラスへ直行。でもってジェラート食って、テクテク町中を当て所もなくさまよって、ヴェローナの町を後にした。 みんな、これから愛に生きる事を心に誓いつつ…タラララーン♬(たぶん)。                                                              
    ロミオとジュリエットは現世では結ばれなかったけど、ちゃんとまた生まれ変わってどこかで仲良くやっている事でしょう。やはり、生きている間にたとえ結ばれなくても、自分の愛を貫くのは大事な事だ…、今この瞬間を生きるためにも自分を信じて生きて行こう!ロミオとジュリエットのご冥福を祈ります…、チーン。                                                          thumb_1158609746.jpg

| コンテンポラリーダンス | 04:58 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジェラート食べてダンシング

サーカスアーティストがコンテンポラリーダンスの世界でも活躍することは、フランスやベルギーでは珍しい事ではない。
ここのところ、ダンサーとしても活動をする同じサーカス学校出身者は、軽く数えただけで20人はくだらないだろう。そして今回、自分もその仲間入りを果たしてしまった…。

振付家はもともとフランスとアルジェリアの混血で、元ボクサーで合気道の先生を15年やっていたという一風変わった経歴の持ち主。知り合いのサーカスアーティストに「彼と仕事をしている」というと「彼の授業は素晴らしい」と何人かから返ってくるから、講師としては認められているらしい。

作品自体は即興ベースで至ってシンプル。クリエーションの最初こそみんな気張りすぎて、ケガ人が続出したが(自分も顔六針縫いました…)、後半はずいぶん互いに呼吸がとれるようになって、いい空気が流れていたと思う。

フェスティバル会場のひとつ、オディトリウムのドーム。建築物としてもおもしろい。
                                               thumb_1158494153.jpg                                            作品については、正直言うと自分が出演しているので、よくわからない。これは観てもらうしかない。出演していると、初めて見るお客さんとして、その作品を見るのはほぼ不可能だ。
ただ自分たち(ダンサー達)が楽しんでるのは確かだ。そして振付家も楽しそうだ。なにより彼のダンスクラスがおもしろい。
最近日本では古武術が見直されているけど、彼の動きもまた、合気道からきている。ただし作品は即興ベース、要はある程度その時のノリで自由に動けるという事なんだけど、明らかに変な時は、振付家、もしくは他のダンサーに突っ込みを入れられるので気をつけなければならない。
そしてやはり、彼のダンスクラスの影響というのは、作品の中のダンサーの動きに反映されているはずだ。
                                          thumb_1158499144.jpg                                           ペルピニャン、トゥールーズでの約2ヶ月の稽古を終え、イタリアの北、ロヴェレットで総仕上げ。
山に囲まれたロヴェレットの稽古場の横には美しい川が流れ、踊った後の疲れた身体をピザとパスタで栄養補給をして、ストレス解消のため、ジェラートをヤケ食い!という三週間だった(半分ぐらいホント)。
とにかくイタリアの田舎町なので、外食といったらピザ!パスタ!ジェラート!しかない。
しかもジェラートはホント安い(パリに比べて)、2つてんこ盛りにしても1ユーロ80セント!セネガル人ダンサーのニャニャなんて、昼には必ず食ってたしなー。

ってな感じで、ダンサーって普段から食事に気を使っているイメージがあったけど、僕らは食べたいもの食べてましたね。一緒に仕事してるセネガル人ダンサーなんて、昼休みにポークソテーとレバーとご飯食べてるし…。僕も彼らの食事にお邪魔して頂きました。ちょっと重いけどこのぐらいじゃないとあたりの強い彼らは持たないかもね…。うぉーなんだかアフリカンダンスが踊りたくなってきた!                                              

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≫ EDIT

ヨーロッパでコンテンポラリーダンス

最近サーカスをなまけて、ダンスしていた。                                                                                今年の5月からクリエーションがはじまって、9月5日にイタリアで最初の本番を迎えてほっと一息。                                                             写真はカンパニーエディーマーレムのリハーサル
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| コンテンポラリーダンス | 08:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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