カナイケイスケ

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」、またはパフォーマー「ケイスケ」のページ

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レバノンの思いで

2005年の夏、レバノンへ公演のツアーで行った。あれから一年、いまでは空爆によって街が破壊され、一般市民までが標的にされている。いつまで残酷な歴史は繰り返されるのだろう…。                                                                                   thumb_1170019599.jpg 暗殺されたラフィフィ・ハリリ元首相の足跡の再現。この数歩目に自動車にしかけられた爆弾によって吹き飛んだ。シリア政府の陰謀説が強く、これを期に運動がおこり、シリア軍はレバノンから撤退せざるをえなくなった。僕らがベイルートへ行った時は完全に修復され、ここでついこないだ爆弾によって人が暗殺されたとは思えないぐらいおしゃれになっていた。                                                   thumb_1170019777.jpg                                             thumb_1170019690.jpg                                                 写真はベイルート近郊の丘の上にある歴史地区ダル・エル・カマールでの舞台公演の仕込み。                                                    thumb_1170020794.jpg                                 レバノン料理。いろんな料理がでてきたが、野菜もたくさん、肉料理もライムを沢山かけてさっぱりと頂く。どれもうまい! イスラム教徒が多く住むサイダの街。ここでは街のお祭りで公演する予定だったが、同じときサウジアラビアの王様が亡くなり、お祭りそのものが中止になった。かわりに今年になにかやらないか、という話があったが、いま空爆されているので無理だろう…。                                       thumb_1170020164.jpg サイダでの舞台設営ではパレスチナからの避難民といつも仕事をしていた。彼等はとにかく写真を撮られるのが好きで、何枚もとったなぁ。                                                              thumb_1170020231.jpg                                                               イスラエルにもっとも近い都市ティル。フェニキュア人の海上交易都市として栄えた街で現在は観光地、といっても観光客はみんないまごろどこかに避難しているだろう。                                                                      イスラエルはユダヤ人、アラブはアラブ人、と日本では一般的に思われているが、実はそんな簡単なものじゃない。レバノン人の中にだってユダヤ人は沢山いる。ちなみに僕らのお世話をしてくれて、とても仲のいいお友達になったある女性スタッフは「イスラエルは嫌い」といっていた。ちなみに彼女はアラブとユダヤの血が半分半分混じっている…。                                                                                     thumb_1170020283.jpg ティルの街でみかけたキリスト教徒達の結婚式。 ちなみにレバノンには防空壕がない。かれらは爆撃からいったいどうやって逃れるのだろう。 僕の住んでいるフランスではアラブやユダヤ、イスラエル人もレバノン人も同じ社会の中で暮らしている。しかし中東で紛争が起こるたびに民族意識が高まり、結果他の民族を認めたがらないファシズムにおちいる危険性がある。うちの目の前のシナゴーク(ユダヤ教会)ではお祈りに集まる一部の人たちは、日に日にユダヤのあの黒い帽子に黒スーツと長いあご髭を伸ばし、自分がユダヤ人である事を主張している気がするのは気のせいだろうか。 そして大人達だけならともかく、子供達までもがユダヤ人である事を主張しはじめている。 それが将来的に他の民族排除に繋がらないことを祈るばかりだ。そしてそれに対抗する一部のアラブ系の人たちにも同じ事が言えるだろう。 中東問題は自分にとってひとごとではない。 サーカス学校にいた頃、友達のイスラエル人と一緒に地図をみていたらサウジアラビアやイランイラクの場所を指し、「ここには国など存在しない、ただ砂漠があるだけだ」とはっきりいっていた。たとえ議論しても彼は自分の意見は撤回しなかった。いろんな事から自由になるために彼はイスラエルの軍をやめて、アーティストになったって言っていたのに…。 どんなことでもいいから話し合う事が必要だ。ヒズボラを潰したからって、人の憎しみが消えるわけではないし、更なる憎悪を産むだけだろう。 まずは停戦!
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| レバノンツアー | 06:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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サイーダ公演中止! レバノン公演

レバノンから帰ってきました。                                                  thumb_1123495507.jpg                                                                                              写真はイスラム教がもっともさかんな街サイーダでの舞台設営時の途中休憩でパレスチナ人、レバノン人達と。 ベイルートから40キロほどいった、最初の公演地<ダル・エル・カマール>は1000メートル以上の高台にあるカトリックの街だ。 前情報があまりにすくなく、中止にするかどうするか迷ったが、結局公演することになった場所だ。 当日、お客さんこそ少なかったが野外公演だったこともあり、周りの建物の屋上からゲリラ的にみているひとが沢山いたのがおもしろかった。 有料の公演だとお金持ってるひとしか観に来れなくて、この国の地方都市だとお客さん集めるのまだまだむずかしそうだなあ。 2回目の公演地<サイーダ>はイスラム教がさかんな街。 いったいぼくらはどう受け入れられるのか、最初は心配だったが、街の人達がどこでも話しかけてくるわ、子供はあつまってくるわ、路上で地元の人と立ち話していると、誰かが紅茶もってきてくれるわで、みんな僕らとコミュニケーションをとりたがっているのがよく分かった。 しかも公演は入場無料で街の中心に建てられた野外劇場で行われる(地元の銀行がビックスポンサーになっている。太っ腹!)。  街の少年達に「この国は面白いことがなにもないから、みんな君たちの公演を楽しみにしているんだよ!」といわれ僕らもやる気が俄然湧いてきた。 よーし、やっるぞー! と燃えていたら、公演当日に突然中止になってしまった…。どうやら同じアラブの同胞サウジアラビアの王様が亡くなって、国全体で喪に服すことになってしまったようだ。ああ、ショック、、、もちろん公演中止になったことが…。 しかしあいかわらず街には活気があるし、いつも通りの生活をしている。 「レバノンが喪に服すことは政治的な事がまず理由だから、おれたちは関係ないよ」と宿の受付のにーちゃんがいっていた。 子供達はわざわざ僕らの宿までやってきて、中止のしらせをきいて悲しそうだった。…そうだよな、みんな悲しいんだよ…。でもどうすることもできないやるせなさ…。 ここレバノンでは新しい出会いがあった。毎日のように、オーガナイズに関わっている人達と食事を共にすることで、この国の現状もみえてくる。 ものすごく大雑把に説明すると、キリスト教とイスラム教が二大宗教で、お隣からやってきたパレスティナ移民の問題のことで国の意見が二つに分かれ、長い長い内戦を経験したのち、イスラエルに占領され、そしてシリアに占領されていた。 シリアが撤退したのはつい今年の二月のことで、そのきっかけになったレバノン元大統領暗殺は記憶に新しい。現在イスラエルとは停戦状態にあるが、南レバノンはまだイスラエルに占領されている。レバノン人のヒーロー「ヒズボラ」というゲリラがその為にイスラエルと非公式に戦っている。 空港はどこでも出入国のパスポートチェックがあるが、レバノンはイスラエルのスタンプがあるとスパイとみなされ入国出来ない事になっている。 生まれて初めて、中東問題というのを肌で感じる事ができた今回のツアー。 ベイルートの町には近代的な建物とは対照的に、砲弾で蜂の巣になった壁をそのまま残して使っている建物がまだ多く見られるし、車の運転手が信号をあまり守らないのは内戦時代の名残で、信号で止まると狙撃される恐れがあったからだそうだ(今は狙撃されることは無くなったけどね…)。 舞台設営は多くのパレスティナ人が一緒に働いてたし、レバノン人の中にはアラブとユダヤとヨーロッパの血が流れているひともいるし、キリスト、イスラム以外にもさまざまな宗教があって、まさしく人種、宗教のるつぼだ。 ほんと、彼等がはやく平穏に暮らせる時がくるように願います。いまでも以前に比べるとものすごく平和らしいが…。 嬉しかったのは「アンタアホヤ!(おれの兄弟!)」がここでも通じたこと。さすがアラブ語圏!仲良くなったアラブ人に言うとみんな喜び、日本語の意味を教えるとさらに楽しんでくれる。 来年、中東ツアーの話が来ている。スケジュール等がうまくあえば、レバノン、シリア、ヨルダン、エジプト等をまわれるかもしれない。インシャ・アッラー!

| レバノンツアー | 18:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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レバノンってどんな国?

アフリカの事も書かなきゃいけないし、10ヶ月つづいた道化師の事も、アビニヨンのフェスティバルも、EUに招待された日本の方々とこっちの文化施設を一緒に廻った事も、これから日本でやることの告知もまだなにも書いていないのに!   もう出発する事になってしまいました…。 …行き先はレバノンです。 中東で、シリアが撤退したばかりで、イスラエルとはたまにゲリラが交戦していて、で、つい最近もテロがあって(エジプトのテロでかすんでしまったけど)んでもって知り合いのダンス公演はそのせいで中止になったばかりで、ぼくらの公演もいろいろ問題ありそうで…。 そういやフランスのニュースでは自爆テロのことを「カミカァズ」という。それってじつは昔の日本軍の特攻隊「神風(カミカゼ)」からきているらしい。ツナミ、とかスシとかミシマ(三島由紀夫)とかジュドカ(柔道家)ならわかるけどカミカゼかあ…、ちょっと古いよなあ。 そもそもレバノンから送られた飛行機チケットがまだ届いてない。 それって出発できるのかな? 駄目なら駄目でちょっとうれしかったりするけど…。 ま、がんばっていってきまーす。カミカゼされたらこっちはじはーどだー! いんしゃーあっらー!(すべてはアラーの思し召し!) ちょっとびびるなあ…。

| レバノンツアー | 06:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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