カナイケイスケ

サーカス・アーティスト「金井ケイスケ」、またはパフォーマー「ケイスケ」のページ

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さよならガイコツ!

デュッセルドルフ公演が終わった。

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このフェスティバルからオファーが来た時には、パリから荷物をほとんど引き上げた後だったから、オーガナイズに苦労した。

まず出演者。
今回、作品の中でシルエットや途中のダンスパートをやってくれている、小松原留美ちゃんが出演できなかったので、ベルリンオペラ座で踊る針山エミちゃんが特別出演。
短い稽古でバレエダンサーがしないような裏方の仕事や、変な動きをいろいろ覚えて頂きました。


舞台美術をどう持っていくかも問題だった。
日本に持って帰っていた分を郵送で送り、途中パリによって残りを持って現地入りしたり、
公演後もそれをどこに置いておくか、それとも全部送るのか…。


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用意されていた会場も特殊だった。
会場は、昔の映画館に今回のフェスティバルの為に客席をつくった、いたってシンプルな場所。 しかしやはり劇場ではないので、足りないものがいろいろある。 大事なもの! そう、暖房設備!!!

不思議と毎日暖かったからしのげたけれど、到着した日はあまりに寒くてDJのルイさんとふたりでおもわず、上着を買ってしまった。
古い建物なので、湿気がこもっていて地下室にいるような寒さ。

仕込みは時間との戦いだ。
DJのルイさんと僕も、仕込み要員だ。
ヨーロッパのダンスカンパニーではまずやらないけど、サーカスや日本のカンパニーなら、出演者が仕込みとバラシを手伝うのはあたり前。
仕込みは手伝いの現地スタッフが少なかったけど、ぼくらの舞監トマは怒りを抑えつつ、しっかり仕込んでくれた。

そして迎えた本番。
初日はほぼ満員。 ウワサを聞きつけてか、次の日は満員+立ち見客まで現れ、観客は終わってもすぐに席を立たずに4回もカーテンコール!(ドイツ人はカーテンコール1回でさっさと席を立つ人が多いイメージが…)

終わった後に、観客の中にいたタイ人女性がロビーで待っていてくれて、
「途中、なぜだかしらないけど涙がひとりでに溢れてきて悲しくなったのに、最後はとてもハッピーで幸せに終わってくれて、感激したわ。この作品をぜひつづけて!大勢の人にみてもらいたいわ!」
と、やたら感動していた。


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フェスティバル、メイン会場


デュッセルドルフで気になったこと。

町中に走っている立体交差にふと目を留めて、びっくり!

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とっても道路がうすくて、支柱も細くて薄い! 
この橋だけは!と激写していたら、道ゆくドイツ人が不思議そうに橋と僕を見ていた。

この上を市バスとかガンガン走っても橋が落ちないのだから、ドイツの技術力はやはりすごいのかもしれない。それともドイツにはほとんど地震が無いから、橋を強化するなんて発想はないのかも。

ガイコツの最後の公演が終わって、これでやっとフランスを中心とした、ヨーロッパの活動に一区切りつけられた。

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このカンパニーはフランス、シャンパーニュ地方で始まったのだから、締めはやはりこれ、

シャンパンでカンパーイ!






(m gサマ、写真提供アリガトゴザイマス)


















| ドイツ公演 | 14:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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デュッセルドルフ公演

ドイツ/デュッセルドルフ公演にいってきた。

今年で19周年のフェスティバルのポスター、街のあちこちで見かける。

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駅に着くとさっそくお出迎えのスポンサー車、ピッカピカの最新のBMW(べんゔぇー)に乗って会場へと向かう。

その途中「ドガーン!」
突然のショックに驚くと、自分が座っている助手席のすぐ真横に車(ピカピカのアウディ)が突っ込んでいるではないか!

工事中で見通しが悪くて、赤信号で進んだら、横から来た車に突っ込まれたようだ。
僕の真横だったけど、エアバッグは開かなかった。おーいベンヴェー! 

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おまけに相手のライトの破片がドアに引っかかって、開かなくて出れない。
本番前にケガをしなくて良かった。
「すいません、ご迷惑おかけしました」と相手の誠意でベンヴェー貰えるかと思ったけど、ダメだったね。

車を運転していたフェスティバルの学生ボランティアスタッフは、他の違反も含めて免許取り消し、350ユーロ(約4万円)の罰金! おーいそのぐらい払ってあげてくれー!

さすがに車はスポンサーのBMが無償修理。


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フェスティバルスタッフとの楽しいお食事。写真はDJのルイさんとスタッフの女の子。

ちなみに目の前のジュースには「人参」の文字が、BALANCEとも書いてある。 健康そー!と思って選んだけど、読むと人参なんて入っていなくて、良くわからない甘味料ばかり。

他にも「100%ナチュラル」と書いてある完璧合成フルーツジュースもあった。 
でも、科学調味料も自然界のものからつくられている事を考えると、たしかにうそではないか…。

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到着した劇場のロビーにある鞍馬で遊んでみる。  
バータイムになるとこれがスタンド代わりになるようだ。小憎らしい使い方。

今回はメンバーの留美ちゃんが出れないので、シルエットパートは急遽ベルリンオペラ座の針山エミちゃんが駆けつけます。

つづく






| ドイツ公演 | 12:49 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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誇り、記憶、供養

トールハウスでの公演を終え、いよいよフランスに出発


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昔のと殺場を、再利用した複合文化センターの敷地にある劇場Tollhaus。
ここは昔、ソーセージやらハムやらありとあらゆるお肉の加工をしていた場所。 いわばこの町の胃袋を支えてきた町の誇りでもある。

そしていまでは、クラブイベントからクラシックまで幅広いコンサートと、僕らのような、ポピュラーなコンテンポラリー作品をプログラムしている。

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劇場ロビー。 天井がとても高く、天窓が採光を取り入れ、多くの人が公演前後の時間をビールを飲みながら、ここでのひとときを楽しむ。昔はここで、牛やら豚やらぶら下がっていたんだろうな…。


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劇場。 だいたい250席収容だろうか。
天窓があるので、いっつも劇場内は闇なわけではなくて、日光が入って気持ちいい。
こういう場所を、取り壊すのではなく文化的に再利用する事によって、過去の記憶を継承する試み。仏教的にいうと、動物達の供養といえるかも…。



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カールスルーエにある、ジャグリングショップに、メンバーのステファン・ジングと訪れる。

僕らの本番前に、会場である”TOLLHAUS”でジャグリングワークショップがあったのと、彼ステファンがドイツジャグリング界で有名なので、観客の半分はジャグラーだった、という話。
確かに公演後にいろいろジャグラーに話しかけられた。


さあ、リル公演に向けて出発~









| ドイツ公演 | 00:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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カールスルーエで、初日を迎える

ベルリンの製作期間を終え、ついにAIUAIOのツアーがスタート!
まずはフランスとの国境近く、カールスルーエで公演。

ちなみに去年、ここカールスルーエでヨーロッパ最大のジャグリングコンヴェンションが開かれた。 ドイツの有名なジャグリングメーカー Henry's(ヘンリーズ)の本拠地でもある。 明日の公演前に劇場で行われる、ジャグリングワークショップには40人も集まるらしい。さすがカールスルーエ…。

さて、今日の公演。
招待客のみの公演で、反応は上々…。  
楽しんで笑ってくれるのはいいのだが、あんまり笑われると調子が狂う…。贅沢な悩みかな…。


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本番前の劇場の食事には、ワインが出ていた。 
フランスじゃ珍しくないけど、ここドイツでも本番前に飲むんだ~、と思ったら、「ここはフランスに近いから、こうやって本番前の食事でもワインが出るんだよ。 ドイツだったら普通はビールだからね…」 とメンバーのジャグラー、ステファン・ジングからのご説明。

さすがに、マネージャーを除いてみんな身体を使うので、ワインは味見程度にいただきました。 カンパーイ プロースト!

明日の夜は通常公演。 作品を見つめ直し、楽しむぞー!!!



| ドイツ公演 | 08:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ハイデルベルク

ドイツ、ハイデルベルクにやってきた。

ハイデルベルク



そもそもドイツでコンテンポラリーサーカスを根付かせようと活動する、サーカスアーティストからのオファーからこのプロジェクトAIUAIOは始まった。



演出家もディレクターもいない”コレクティフ”というスタイルは現代サーカスの世界では珍しくない。それぞれの専門分野がわかれるシルクの世界だから可能なのかも知れないが、きっとこういう作り方は、芸術分野ではどんどん主流になっていくのだろう。

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ゆるーい存在感と味のある音を作り出すメンバーのひとり、ミュージシャンのミリアン


制作がはじまって、よくよく話をしてみたら、このカンパニーを立ち上げたミリアンとトビアスは、ハイデルベルクのサーカスクラブ出身だという。

「え、ハイデルベルク行った事あるよ…」

以前、フランスのサーカス学校時代にクラスメイトのお誘いで、僕はカウントダウンをここハイデルベルクで過ごした事がある。

実はその子はミリアンの妹で、彼らと同じハイデルベルクのサーカスクラブ出身…。何という偶然…。

ミリアンは当時旅行中で、トビアスも会った事がなかったが、7年後にこうして彼らと巡り会い、今また、ハイデルベルクに戻ってきた。

人生の巡り合わせとは不思議なものだ。



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今回の作品制作のレジデンスでお世話になった、ベルリンの劇場で出発前の片付け


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やはりお世話になったベルリンのアパートのすぐ近く、ヴィクトリアパークで最後にベルリンを眺める

約一ヶ月半に渡る共同制作の期間を終え、カールスルーエで公演すべく隣町ハイデルベルクに到着。

はじめて訪れたドイツの町はハイデルベルク、 そしてまたここから新しい旅がはじまってゆく…。













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